浦安市社会福祉協議会では、災害ボランティアセンター運営について、浦安青年会議所(浦安JC)と市を含めた協定を結んでいます。今回は、日頃からの顔の見える、腹が読める関係を目指して、「第2回浦安市社会福祉協議会及び浦安青年会議所との合同研修会」を中央公民館で開催しました。合わせて32名の参加がありました。

講師は前回に引き続き、にいがた災害ボランティアネットワークの李仁鉄さん。前半は、災害時の支援活動について、被災者ニーズとその支援者、受援とは、ニーズ(お困り事)のアセスメント、多様な支援者ネットワークとワンストップでの被災者支援、そして被災者支援センターとしての支援拠点の講話がありました。
後半は、ケーススタディで「被災者の思いと受け止め」という、地震災害初期に、災害ボランティアセンターとして、ニーズ調査に行った際に、お宅の様子は気になるのだけど支援に必要はないと答える高齢者世帯のケースをもとに、グループで考え、それぞれのアイディアや困難な点を発表しあいました。
背景には、浦安JCの方からは「そもそも地震により混乱しているのではないか」、「認知症の可能性もあるのでは」、本会地域包括の職員からは、調査時に「お困り事はないですか?では、十分に聞き取れないのではないか」、「健康状態は大丈夫か。糖尿病の方だったらインシュリンなども必要なのでは」、本会生活支援の担当者からは「民生委員や地域包括との情報共有や近所の方のお話も聞く必要があるのでは」などの意見が出て、突破口としては、粘り強くアプローチすべきとの声がでました。また、災害ボランティアセンターがどういう所なのかの広報の必要性も出されました。中には、新聞の集金の方や地域の世話役など、自治会・民生委員以外の方で情報を持っていそうな方についても意見交換がなされました。

最後に、被災者心理を理解しつつ、多様な視点で「ニーズ」をとらえ、被災された方自らできるようなること。それをお手伝いすることを目標とした災害ボランティアセンターとなるためにはどうしたらよいかをまとめていきました。

ケーススタディでは、SHELL分析という、要素に分けて分析して、ヌケ・モレのない対策についてのご紹介もありました。
例:災害ボランティア活動で、熱中症が発生したら
・Software(ソフトウェア、ルールや仕組みやマニュアル等)
災害ボランティアセンターのボランティアへのオリエンテーションで休憩等の説明をしていない
・Hardware(ハードウェア)
持って来ている飲料の量が少なかった
・Environment(環境)
休憩するにも日陰がなかった(それ用のテントも準備していなかった)
・Liveware (周囲の人)
グループ内で、お互いに顔色を見て気をつけていなかった
・Liveware (当事者)
本人は、体調が悪いのに活動に参加していた